バターのコクで濃厚な味わいになる柿タルト

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柿はアジアの果物だが、最近は海外の青果市場でも手に入るようになった。たとえばフランスでも“kaki”という名前でマルシェに並ぶ。日本人の筆者は、もともと柿は生で食べることが多かったが、フランス人の知人に「バターでソテーした柿をタルトにすると濃厚な味なのよ」と教えてもらい、ハマったレシピがこれ。フィリングが濃厚な分、生地は甘味を加えないブリゼ生地。グランマニエ(オレンジのリキュール)やカルバドスなど、ソテーに使う酒類も好みで選んで毎回違った風味を楽しめる。

柿のタルト

材料(直径22センチのタルト型の場合)
(ブリゼ生地)
小麦粉················································· 150g
バター················································· 75g
水························································ 半カップ
塩························································ ひとつまみ
(フィリング)
柿························································· 6~7個
バター·················································· 60g
グラニュー糖······································· 50g
はちみつ·············································· 50g
レモン汁·············································· 40g
カルバドス、グランマニエなど··········· 20 ㏄
丁子····················································· 2個
シナモンパウダー································ 少々
アーモンドスライス···························· 適量

作り方
① ブリゼ生地を作る。小麦粉とバター、塩をボールに入れて手でボロボロにするように混ぜ、水を少しずつ加えてひとまとまりにし(フードプロセッサーでも可)、ラップで包んで冷蔵庫で休ませる。
② フィリングを作る。柿の皮をむいて種を除いて薄切りにし、大きめのフライパンにバターを溶かして静かに柿のスライスをソテーする。グラニュー糖、はちみつ、レモン汁、カルバドスなどの酒類を加え、丁子、シナモンを加えてしばらく煮る。
③ ❶の生地をタルト型に広げてピケ(フォークなどで小さな空気穴をいくつか空ける)、❷のフィリングを丁寧に並べる。
④ アーモンドスライスを散らし、150度のオーブンで約15分焼く。

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