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神戸市の動物園「神戸どうぶつ王国」は、“砂漠の天使”と呼ばれる世界最小級の野生ネコである「スナネコ」の赤ちゃんが11月6日に誕生した、と発表した。8月に第1子(雄)が生まれており、今回は第2子の雄で“弟”になる。「順調に育っている」といい、公開については生育状況をみて検討するという。
赤ちゃんは父親・ムスタ、母親・バリーの間に生まれ、出生時は104グラム、11月24日時点で266グラムになった。8月23日に生まれた1匹目は人工哺育(ほいく)だったが、今回は母親(バリー)が子育てをしているという。
スナネコは英語名が「Sand cat(砂猫)」で、アフリカ北部、西アジア、中央アジアの砂漠などに生息する。毛の色は砂漠に溶け込む色をしており、灼熱(しゃくねつ)の砂から足裏を守るため、肉球を毛が覆っているという特徴を持つ。愛くるしい姿から“砂漠の天使”ともいわれるが、牙は鋭く気性も荒いためペットには向かないという。
日本では飼育例が少なく、姉妹園の那須どうぶつ王国(栃木県那須町)でも飼育・公開。神戸どうぶつ王国では第1子を公開している。
神戸どうぶつ王国では、希少動物が育つ環境づくりを目的にクラウドファンディング「花と動物と人との懸け橋プロジェクト」を行っており、スナネコの赤ちゃん誕生を記念して、スナネコのオリジナルグッズのリターンを用意した。