復興庁が「オンライン料理ワークショップ」開催 福島と3都市を結び、県産食材の安全性をアピール 画像1

復興庁 料理研究家・寺田真二郎さん(右)とKiMiDoRiの兼子まやさん(左)

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復興庁は、今年が東日本大震災の発生から10年を迎える節目の取り組みとして、福島県産の農産物や水産物などの魅力と安全性を発信する「オンライン料理ワークショップ」を1月25日(月)に開催した。

拠点会場の「Garden Kitchen 郡山駅前」(福島県郡山市)と、地方会場の神奈川、愛知、京都の3府県を結び、料理研究家が福島県産の食材を使った料理を作ったほか、動画などで福島産食材の安全性などをアピールした。

オープニングでは、当日のメイン食材となるヒラメについて「常磐(じょうばん)もの」といわれる福島県沖で取れる水産物の魅力を紹介した「ふくしま海からの便り~福島産魚介類の魅力・安全性~」を上映した。

「常磐もの」は、福島県の沿岸海域で取れる魚介類のことで、この地域は暖流と寒流がぶつかるため、栄養豊かな水産物に恵まれているという。

料理ワークショップは、講師の料理研究家・寺田真二郎さんが、「常磐もの」のヒラメをメインにして、福島県産や各地方会場の地場ものの食材を使って創作料理を紹介した。寺田さんはヒラメと三浦大根(神奈川県産)を使った「トマトリゾット」を作ったほか、ヒラメをベースに、そこにフリルレタス(福島県産)、蒲郡みかん(愛知県産)、九条ネギ(京都府産)をアレンジした「フルーティカルパッチョ」を披露した。

食材となったフリルレタスを生産しているKiMiDoRi(福島県川内村)の兼子まやさんも参加。「最先端の技術を使ってクリーンルームで育つ安心・安全な野菜を提供している」と話した。復興庁は、風評被害の払拭(ふっしょく)に向けて情報発信に取り組んでおり、横山信一副大臣は、開催のあいさつで「福島県産食材を直接料理して、食べてもらうことが、おいしさや安全性を知る一番の方法だ」と述べ、料理ワークショップ開催の意義を強調した。地方会場では料理教室「ABCクッキングスタジオ」に通う生徒26人が参加した。

 

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