9 月28日(金)午後、あさぎり町立あさぎり中学校にて、家庭教育講演会が開催されました。竹下和男氏が「“食”が生活力と心を育てる」(「弁当の日」が生み出すもの)と題して講演し、同校の生徒や保護者530名が参加しました。

概要

◆主催:球磨郡あさぎり町立あさぎり中学校
◆日時:2018年9月28日(金) 13時45分~15時35分
◆会場:あさぎり中学校
◆事業の名称:家庭教育講演会
◆講師:竹下 和男
◆講演タイトル:「“食”が生活力と心を育てる」(「弁当の日」が生み出すもの)
◆参加人数:530名
◆参加者:生徒 450名、大人(教員・保護者・地域)80名
◆参加者の感想(生徒)
○講演を聞いて、ご飯が作ってある・家事は親の仕事ということが当たり前でないと実感しました。親に「手伝って」と言われて動いてたけど、これからは自分から声をかけようと思いました。家族とも「弁当の日」について深く話をしようと思いました。
○ご飯を自分で作れますが、今までは面倒くさいとあきらめてましたが、自分の未来のためだと思って頑張っていきたいです。今日は私の人生を変える講演会でした。(中学生)
○講演を聞いて、これからの人生・未来、将来出会うかもしれない子供の未来について考えさせられました。部活の弁当は自分で作るので、自分は家事ができてると思い込んでいました。そう思う時点で、まだ家事ができてなくてあたりまえという環境に育ってるのだと思いました。家事は母と祖母がしてますが、家族・自分、未来の家族のため家事を身につけていきたい。(中学生)
◆参加者の感想(保護者・先生)
○子供への愛情の伝え方に、お弁当を作ること、家事ができるようにしつけてあげることも大事だと感じました。生きる力、段取りの力、大事ですね。勉強になりました。
○最初は弁当づくりの話だと思っていた児童が多かったようですが、最初に子育てが嫌いな親がいること、家の事が何もできないとどうなるか、はなちゃんのみそ汁、両親を亡くした兄弟、姉妹の話など、児童や保護者、職員にとってインパクトのある講演会でした。子供たちの感想では親への感謝、弁当、料理、家事への興味、小さい頃から身につけるべき事、などの感想がありました。特にはなちゃんのみそ汁では自分達より小さい5歳の子が毎朝料理していることに感動していました。全体に共通していることは自立への意識や自分の生活を見つめ直すよいきっかけになっている事です。本校では弁当の日を設定していませんが、是非やりたいと思っている児童が多くいます。なかには社会見学など弁当を持って行く機会に自分で作りたいと思っている児童もいました。今年度中に1回は「弁当の日」ができるように学級担任、PTA役員等と調整したいと思います。