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「塩糖水」。フランスではソミュール液、アメリカではブライン液と呼ばれるものだ。肉や魚を漬けておくと、おいしくふっくら仕上がる。この身近で簡単な“魔法の調味料”が解説されている『おいしくなって保存もきく!塩糖水漬けレシピ』(上田淳子著)が、世界文化ホールディングス(東京)から発売された。価格は税別1,400円。

料理研究家の上田淳子さんが、日本風にアレンジした「塩糖水」は、塩と砂糖、水を一定の割合で混ぜて、そこに肉や魚を漬けるというレシピ。加熱によって肉が固くなるのは、たんぱく質の変性が理由。塩糖水に漬けると、塩の浸透で筋線維がほぐれて筋線維間のスペースが広がり、水分を蓄えることができるようになる。さらに砂糖の分子と肉のたんぱく質の分子が結合し、加熱による縮みや凝固を抑制、砂糖の保水性で肉の中の水分をしっかり保つこともできる。

このレシピたちは保存性も高いから、週末にまとめて漬けておけば、平日の調理が格段にラクになる。安価な鶏むね肉や魚でもふっくら、冷めても柔らかいからお弁当にもぴったりだ。

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鶏肉とアボカド、トマトの重ね焼き
鯛のアクアパッツァ
料理研究家 上田淳子(うえだ・じゅんこ)

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