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食べる機会が減って“消滅寸前”だったという高知県の伝統的な「こけら寿司」。江戸時代から受け継がれていた食文化を守ろうと、新たに完全復活したこけら寿司(こけら屋総本店・高知 )が発売された。
![こけら寿司2人前](https://d10tw3woq6mt3i.cloudfront.net/wp-content/uploads/2022/08/img_320608_7.jpg)
こけら寿司2人前
こけら寿司は、ゆず酢を使った酢飯に焼サバのほぐし身を混ぜ込み、シイタケ、ニンジン、錦糸卵などたくさんの具材を乗せ、四角い木枠に酢飯と具材を何層も重ねていく押し寿司。3升の米に対して30キロ以上の重しで押さえる。「投げても壊れんくらい」に固く仕上げた食感も特徴だという。
![こけら寿司6人前](https://d10tw3woq6mt3i.cloudfront.net/wp-content/uploads/2022/08/img_320608_6.jpg)
こけら寿司6人前
![こけら寿司36人前](https://d10tw3woq6mt3i.cloudfront.net/wp-content/uploads/2022/08/img_320608_2.jpg)
こけら寿司36人前
寿司飯や具材を重ねていく様子は「幸せや喜びを重ねていく」という意味があり、地元でハレの日には欠かせないものだったが、高齢化、過疎化が進み食べる機会が減っていたのだそうだ。ニンジンや錦糸卵の色合いが明るく、ビジュアルもなかなか映える押し寿司だ。
![こけら寿司の製造工程](https://d10tw3woq6mt3i.cloudfront.net/wp-content/uploads/2022/08/img_320608_3.jpg)
こけら寿司の製造工程
![こけら寿司の製造工程](https://d10tw3woq6mt3i.cloudfront.net/wp-content/uploads/2022/08/img_320608_4.jpg)
こけら寿司の製造工程
価格は2人前税込み1,600円からで、こけら屋総本店のほか、通販でも購入できる。