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学校での調理実習が中止になった一方、親子で料理をしたり、子どもだけで料理に挑戦したりするきっかけにもなったかもしれない。生活様式に大きな影響を与えるコロナ禍はまだ続いている。

「“弁当の日”応援プロジェクト」(共同通信社・東京)は、子どもが食材の買い出しから調理、片付けまで全て1人で挑戦して弁当を作る“弁当の日”の取り組みを推進している。このほど、全国の小・中学生を対象に「弁当の日おいしい記憶のエピソード」と題して、お弁当作りや料理体験の作文を写真や絵とともに募集する。全国小学校家庭科教育研究会、全日本中学校技術・家庭科研究会の共催。

自ら料理に挑戦することで子どもの自立心を刺激し、その体験や感想をつづることで、家族や社会との関係について考えてもらうことが狙い。昨年度は、全国から2664点の応募があった。慣れない料理への挑戦を通して体験した戸惑いや、失敗した悔しさ、成功の喜びなどを素直な言葉で表現。コロナ禍を反映し、なかなか会えない親族への思いが詰まった作品も寄せられた。

弁当作りや料理に取り組んだ自分の体験をもとに自由につづり、写真または絵を添えて応募する。文字数の目安は、小学1~2年生400字、3~4年生 600字、5~6年生 800字、中学生800~1000字。学校単位で「弁当の日」への取り組みや児童生徒の状況を応募することもできる。

応募期間は9月1日(木)から11月30日(水)。審査員は、香川県の小学校校長時代に「弁当の日」の提唱を始めた竹下和男氏、ドキュメンタリー映画「弁当の日」監督・「はなちゃんのみそ汁」著者の安武信吾氏、料理ブロガー・料理家の井上かなえ氏ら。写真やイラスト、文章の“上手下手”ではなく、そこにこめられた“思い”を審査基準とする。昨年度の受賞作品集は、「弁当の日」ホームページの募集ページに掲載している。

各受賞者には図書カード(3000円分から2万円分)と副賞を授与。学校賞は小・中各1校で、うち1校を最優秀学校賞として、映画『弁当の日』上映会もしくは弁当の日講演会を開催する。

応募用の原稿用紙・応募票は弁当の日のホームページ からダウンロードできる。応募・問い合わせ先は、〒105-7208 東京都港区 汐留メディアタワー ㈱共同通信社 弁当の日おいしい記憶のエピソード募集係。メール:obento-episode@kyodonews.jp、TEL:03-6252-6031。デジタルデータでの応募も受け付ける。発表は2023年2月中旬に学校を通じて各受賞者へ連絡。2023年3月25日(土)に都内で表彰式を開催予定。表彰式に参加する受賞者の交通費実費分は、本人と同伴者1人分を限度に主催者側で負担する。