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ロシアによるウクライナ侵攻を機に、SNSの投稿や報道記事、ゼレンスキー・ウクライナ大統領の演説など、ウクライナ語とロシア語に触れる機会が増えている。アメリカの語学オンライン学習プラットフォームDuolingo(東京)は、言語学者による「ウクライナ語入門書」の日本語版を公開した。戦争開始後、ウクライナへの関心の高まりを反映し、ウクライナ語を学ぶ人の数は世界で485%、ポーランドでは1,800%増加しているのだそうだ。ウクライナ語を勉強している人からの広告収入はすべてウクライナの救済のために寄付するという。

ウクライナ語はウクライナの公用語。Duolingoの解説によると、ウクライナ語はスラブ語派の言語で、ロシア語、チェコ語、ポーランド語などと関係がある。使われているキリル文字はロシア語の書記法と多くの文字を共有しているが、固有の音を表すための独自の文字もある。

多くのロシア国民はウクライナ語を知らなかったり理解できなかったりする一方で、ほとんどのウクライナ国民はロシア語を理解できるという。ソビエト連邦時代、ロシア語はウクライナにおける唯一の公用語だったからだ。当時、政府や学校、会社ではロシア語のみを使用することを義務付けられていたため、ほとんどの家庭は家の中でウクライナ語を使い続けてたという。

言語やその歴史を知ることで、その政治的な背景の理解も進む。これを機にまた新しい言語を学んでみるのも悪くない。

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