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管理職に占める女性の割合や賃金の平等、家庭での役割分業など、性差別にかかわる課題は「女性の」問題と表現されることが多い。だがもちろん、これは表裏一体で「男性の」問題でもある。女性側に焦点が当たることで、見過ごされてきた男性側の不都合も実は少なくない。そこで、11月19日の国際男性デーに先立ち、11月16日にオンラインイベント「男性に潜む“無意識の偏見”反省会」(アディッシュ・東京)が開催される。このイベントに向けて、男性がこれまでの人生で感じてきた「生きづらさ」や、男性に対して抱いていた「無意識の偏見」エピソードを募集している。回答期限は10月29日まで。

「男女共同参画白書 令和3年版」によると、たとえば2020年4月~5月の第1回緊急事態宣言中の心理状況について、小学校3年生以下の子どもがいる有配偶の男女で比較すると、「家事・育児・介護の負担が大きすぎると感じたこと」が「何度もあった」又は「ときどきあった」と回答した男性は19.8%、それに対して女性は37.5%とやはり多い。一方で、男性のキャリアや働き方に関しても偏見はあり、子どもを保育園に迎えに行ったり、育児休業を取得したりすることに対する周囲の理解不足も少なくない。

そこで、性別や雇用形態に関係なく、仕事と育児等の両立をサポートする職場環境づくりを目指し、男性にまつわる“無意識の偏見”を明らかにし、職場環境の見直しや対話の促しを目指すのが今回のイベントの目的だ。参加は無料で申し込みはWebサイトから。無意識の“レッテル”を改めて認識し、考え直すきっかけにしてみるのもいいかもしれない。

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