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現存する最古の和歌集、「万葉集」。花鳥風月を詠んださまざまな歌の中で、わかっているだけでも約30種の鳥を題材にした歌が詠まれているという。そんな鳥たちを軸に読み解く「万葉の鳥」(山下景子著、誠文堂新光社・東京)が発売された。長くうつうつとしがちな在宅時間、万葉の世界をのぞく時間は刺激的だ。

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愛らしい鳥の姿や、その鳴き声に愛しい人の姿や心情を重ねたり、季節の移り変わりや身近な出来事をつづったり。万葉集で詠まれた多くの野鳥について、その品種ごとに和歌のたのしみ方を読み解く。それぞれの項の末尾には、「鳥しるべ」として、現在のバードウォッチングにも活用できる情報も掲載されている。税込み2,750円。