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コロナ禍で、それまでマスクをする習慣が無かった人も、自宅以外では常時マスクをするようになった。そんな生活もすでに1年半。医師の中から、常時マスクをする生活による「口呼吸」のデメリットを訴える声が上がる。

内科医・今井一彰氏、歯科口腔外科医・中島潤子氏の共著による『世界一簡単な驚きの健康法マウステーピング』(あいうべ協会編、幻冬舎、税込み1,320円)が8月25日に発売された。同書では、「寝つきが悪い」「朝起きたらだるい」「疲れが取れない」「気力がない」「便秘が続く」などの体調不良や、「口臭がある」「唾液がねばつく」「歯肉がはれやすい」などの口腔内のトラブルは、「口呼吸が原因かもしれない」と警鐘を鳴らす。

寝ている時に口に貼ることで、呼吸を口呼吸から鼻呼吸に変える「マウステープ」の効能を紹介。「花粉症が出なくなった」「血圧が安定した」「不整脈が出なくなる」「アトピー性皮膚炎や夜間頻尿が改善した」などさまざまな症状の改善エピソードとともに、“なぜそれらの症状が改善されるのか”を最新の研究結果を含めて解説している。

米コロラド州出身のお笑い芸人・パトリック・ハーランさん(パックン)は、もともとドライマウス(口腔乾燥症) で悩み、10年以上前からマウステーピングを実践。今では「マウステーピングなしの生活は考えられない」というほどに体調が激変したという。そのほか、国際ラリーストの三好礼子さん、落語家の立川談慶師匠など著名人の体験談を紹介している。

同書の出版に当たり著者の中島氏は、「口呼吸は、歯周病、花粉症、アトピー性皮膚炎、循環器系、免疫系の疾患など、多くの病気を進める原因になる」「マスク生活は口呼吸を増やし、喉や気管が乾燥させ、口内細菌が増えてウイルス感染を引き起こしやすくなったり、感染した場合の重症化リスクが増えてしまう」と指摘。何となく調子が悪いなと思ったら同書を手に取って一度自分の呼吸を確認してみてほしいとし、口呼吸を簡単に鼻呼吸に変えてくれる道具としてマウステープの使用を提案している。

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