「葉っぱ切り絵」cover+obi

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小さな葉っぱの上に展開される繊細なアート“葉っぱ切り絵”の作家・リトさん初の作品集『いつでも君のそばにいる 小さなちいさな優しい世界』(講談社・東京)が話題となっている。

その切り絵作品集は5月20日に発売されるや、「一枚の小さな葉っぱの上に広がる温かい物語に心癒やされる」と内外のメディアで相次いで取り上げられている。

「初版は当初5千部の予定だったが予約が殺到し、1万2千部に。だが即日で重版が決まり、現在3刷、3万部を突破」(講談社エディトリアル企画出版編集部)。
また「台湾の大型書店チェーンである誠品書店からも展開したいと話が来ている」(同)。

さらに来年まで国内各地での個展の予定がびっしり入っているという。
もともと普通のサラリーマンだったリトさん(1986年生まれ)。「まったく仕事ができないダメ社員」だったと振り返る。そんな彼が自身の物忘れの多さや不器用さなどに疑問を抱き、医者の診察を受けたところADHD(注意欠如・多動症)だということが分かった。

あれこれ悩んだリトさんがたどり着いた一つの答えが「アート」だった。過剰な集中力などのADHDを逆手にとって、創作活動を開始したリトさん。

「切り絵は、一度集中しはじめると数時間同じ作業に没頭し続けられる自分に向いている」。ただ、調べてみると切り絵作家は多数存在する。そんなある日、インターネット上で偶然出会ったのがスペインのアーティストによる「leaf art」だった。

葉っぱの中にまるで小さな世界が息づいているような不思議な葉っぱアートにリトさんは一瞬で引き込まれたのだった。葉っぱ切り絵アーティスト、リトさんの誕生だ。

リトさんの初作品集は税別で1,300円。驚くほど繊細な葉っぱ切り絵の世界を、あなたもぜひ体験してみてはいかがだろうか。
そしてリトさんはSNSでも積極的に発信をしている。Instagramは@lito_leafart。Twitterは@lito_leafart

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