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鳥取県、というと砂丘を思い浮かべる人も多いかもしれない。だが、実は一年を通して魚介や果物、お米などのおいしい食材が生み出される“食の宝庫”でもある。特に6月からは大山のすそ野に広がる黒土(くろぼく)や砂地を利用して生産される「すいか」や、「らっきょう」、山陰沖の夏の風物詩・いさり火で知られるイカ釣りで釣りあげられた「白イカ」が、続々と旬を迎えるという。

梅雨が明けると一気に真夏の日差しがやってくる。そんな時においしい「すいか」は昔から漢方にも利用され、体の熱を下げ、むくみを改善する作用があるとされている。鳥取県は生産量が全国第4位(令和元年野菜生産出荷統計)を誇る。日照時間が長く、朝と昼の気温差が大きい春に交配することで、より身を大きく太らせたすいかができるのだという。すいかは中心部分が一番甘くなるため、JA全農とっとり(鳥取市)では、中心部から包丁を入れ、放射線に切り分ける方法をおすすめしている。そうすることでどのピースを口にしても必ず甘い部分が入る、平和的な切り分け方になる。

夏の代名詞「スイカ」、鳥取県産は今が狙い目!?栄養価も豊富。 sub5

また砂丘地で栽培される「らっきょう」も今が旬の野菜。スーパーなどで見かけるのは甘酢に漬けられたものや、それを手作りするキットかもしれない。しかし生産量日本一の鳥取県では一味違う楽しまれ方をしているようだ。例えば「焼きらっきょう」は生のらっきょうをフライパンで焼いて、みりん、しょうゆ、酢、砂糖、日本酒を煮立たせたタレに10分程度漬けたもの。こうすることでらっきょう本来の甘みが出て、ほくほくした触感が楽しめるのだとか。「はんぺんサンド」は、おなじみ・らっきょうの甘酢漬けをみじん切りにしてバターとねり、はんぺんに挟み込み、フライパンでバターソテーしたもの。はんぺんのふわふわ感とらっきょうのシャキシャキ感が楽しめて、ふんわり香るバターも食欲をそそる一品。

鳥取沖で取れる白イカ(全国的にはケンサキイカ)の中でも、今注目されているのは「白輝姫」(しらきひめ)という新ブランド。市場に出荷されるまでに墨袋が除去された、白く輝くような姿で店頭に並び、調理をする時も墨でシンクを汚したり、服を汚したりすることもないから自宅での調理にうってつけだ。新鮮な状態で入手出来たら、刺身や丼、姿造りなどでシンプルにイカの触感を味わうのがおすすめだという。

コロナ禍で気軽に旅行は楽しめないが、今はオンラインでも手に入る。すいかとらっきょうは「JA全農とっとりアグリファーム」から、白イカはライブ通販アプリ「鳥取・賀露港鮮魚市場『かろいち』」から購入できる。

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