パスポートや新紙幣のデザインに採用された一枚。葛飾北斎『冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏』(1830-32年)メトロポリタン美術館

パスポートや新紙幣のデザインに採用された一枚。葛飾北斎『冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏』(1830-32年)メトロポリタン美術館

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その作品は、いつ見ても“新しさ”を感じるから不思議だ。世界的に著名な画家、葛飾北斎。映画『HOKUSAI』の公開(5月28日)に先立ち、パスポートや新紙幣で注目を集めるこの絵師の生涯と作品に迫るポータルサイト「HOKUSAI PORTAL」(和樂web/小学館・東京)が公開されている。

260年前、江戸に生まれた天才絵師北斎は90歳でこの世を去る時、「あと5年あれば真の絵師になれたのに」という言葉を残したそうだ。だが、アメリカの雑誌「LIFE」の「この1000年で最も偉大な功績を残した100人」の中で選ばれた唯一の日本人であり、印象派やアールヌーヴォーにも影響を与えた世界が愛するアーティストだ。そんな北斎を、人生や作品、周辺人物、彼の生きた時代の文化など、さまざまな角度から考察するポータルサイトには、100本以上の北斎関連の既出記事に加え、和樂webのライター陣と編集部による新規記事が続々公開されている。

「そもそも浮世絵って?」という入口から、さまざまなエピソード、歴史、謎まで、無料で読めるのが申し訳ないくらいの深さ。ちなみに映画『HOKUSAI』は、歴史的資料を徹底的に調べ、残された事実をつなぎ合わせて生まれたオリジナル・ストーリー。公開までの間に、このサイトでじっくり予習ができる。

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