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応援プロジェクト

SUPPORT PROJECT

「弁当の日」応援プロジェクトとは

香川県の滝宮小学校の竹下和男校長(当時)が、子どもが育つ環境に「くらしの時間」を取り戻すために考案。単なる調理技術の習得だけでなく、子ども達自身が弁当を作ることを通じて、家庭や地域、社会のあり方などを見つめ直す試み。

子供たちが危ない

格差拡大や家庭の貧困など、日本の子ども達を取り巻く環境は多くの問題を抱えています。
家庭では、児童虐待や育児放棄、引きこもりや家庭内暴力の他、過保護や過干渉も無視できません。
教育現場ではいじめや学級崩壊も増加しています。
また、日本の子ども達は自己肯定感が低く、将来に希望を持てないという調査結果もあります。
こうした子ども達の抱える問題の解決策の一つが「弁当の日」であると考えています。

弁当の日世代

「弁当の日」を経験した子どもたち(弁当の日世代)は、その後のアンケートで以下のように答えています。

Q「弁当の日」がなかったら?

  • 人の苦労がわからなかっただろう。
  • その結果、家の手伝いもせず、周囲に感謝もしなかっただろう。
  • 人の気持ちを考えられず、いじめに巻き込まれたかもしれない。
  • 人が自分の手料理で喜んでくれることの嬉しさ、いっしょに食べることの楽しさに気づけなかったと思う。

Q「弁当の日」をやって何が良かった?

  • 冷蔵庫の残り物でちゃちゃっと当たり前に作れるので、困らない。
  • 体験に基づく命や人のつながりを実感できた。
  • 「弁当の日」はこれから生きていくうえで私を助けてくれる事柄の多くを教えてくれた。

彼らの多くが「弁当の日」を語るとき、「つながり」「関心」「共感」「感動」「感謝」という言葉を口にします。子どもたちは、「弁当の日」を通じて、自分と他者の心をつなぎ、さらに自分と社会の関係を見つめ始めているのです。

協賛へのお誘い

「弁当の日」応援プロジェクトは「弁当の日」の実践を通じて、健全な次世代育成と持続可能な社会の構築を目指しています。
より多くの方に「弁当の日」の取り組みを知っていただき、一人でも多くの子どもたちに「弁当の日」を経験してほしいと考え、様々な活動を行っています。
そのためには、教育関係者、家庭や地域、企業や社会の連携が必要です。

100年先の未来を育てる「弁当の日」を一緒に応援しませんか。

「弁当の日」応援プロジェクトは持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。

1. 食事を作ることの大変さが分かり、家族をありがたく思う

食事を作ることの大変さが分かり、家族をありがたく思う
自分の弁当を「美味しい」と感じ「嬉しい」と思う
家族が手伝ってくれそうになるのを断れる

家族の食事を作ることの楽しさが身についている、優しい人を目指します。
食事のたびに食べられることの幸せを思い続けられる、幸せな人生を送れる人を目指します。
独り立ちしていく力のある人を目指します。

2.「弁当の日」で仲間がふえる、友だちを見直す

「弁当の日」で仲間がふえる、友だちを見直す

「弁当の見せっこ」で友だちの弁当をたたえ、人と共に生きることを学びます。

3. 一粒の米・一個の白菜・一本の大根の中にも「命」を感じる

一粒の米・一個の白菜・一本の大根の中にも「命」を感じる
旬の野菜や魚の色彩・香り・触感・味わいを楽しむ

自分の命を支えてくれた食材たちに感謝することを忘れない思いやりのある人、スーパーや道の駅や田畑の食材で四季の移ろいを楽しめる心豊かな人を目指します。

4. 食材が弁当箱に納まるまでの道のりに、たくさんの働く人を思い描く

食材が弁当箱に納まるまでの道のりに、たくさんの働く人を思い描く
スーパーの棚に並んだ食材の値段や賞味期限、原材料、産地を確認する

生産者、流通者の工夫や苦労が分かる想像力のある人、いい食材を見分けて適正価格で購入することを実践している賢い人を目指します。

5. 調理をしながら、トレイやパックのゴミの多さに驚く

調理をしながら、トレイやパックのゴミの多さに驚く

過剰包装や不自然な色彩、ムリな安売りに踊らされず、社会を良くしていける人を目指します。

活動スケジュール

「弁当の日」周知のために、年4回、フリーペーパー「もぐもぐ」を発行しています。そのほかに、子ども・大人向けの料理教室(夏・春)、講演会、シンポジウムなどのイベントを年に数回実施。「弁当の日」実施に向けて、「講演会」や「映画の上映会」を希望する学校や団体への費用助成(年2回募集)も行っています。

こうした活動方針は、年に一度、協賛企業が集まって話し合い、決定しています。

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