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歌を歌い、本を読み。ようやく落ち着いたかな、とベッドを離れたら大泣き、の繰り返し。そんな夜の時間を経験しない親は少ない。小さな子どもたちが、安心してすやすや眠りに入るには、どんな物語がいいだろう?と絵本を探すママ・パパたちの選択肢が一つ増えた。『ねむねむさんがやってくる 眠りが訪れる話』(ユ・ヒジン著・世界文化社、税別1,296円)が10月6日に発売された。

いつもの夜、眠れなくてまだまだ遊びたい気持ちでいっぱいのわが子に、お母さんは優しく、「ねむねむさんに来てもらおうね」と呼び掛ける。絵本の中と外の世界が重なっていくベッドタイムストーリー。

原作は2019年に韓国で発売。発売1カ月で2万部を突破した人気の絵本だ。汐見稔幸東京大学名誉教授は「なんとも、あたたかーい。“心地よさ”とは何か、それを明らかにしなければ、と気付かせてくれる人間学的な絵本だ」と推薦している。

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