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多くは夏前に対面授業に戻った小学校でも、校外学習を行うにはまだまだ課題が多い中、オンラインの社会科見学を行う企業が出てきた。キユーピー(東京)が9月16日に愛知県豊田市の挙母工場で初めて実施したオンライン社会科見学には、豊田市立小原中部小学校の4年生が参加。10月にも神戸工場(神戸市)や鳥栖工場(佐賀県鳥栖市)で、近隣の小学校を対象にスタートする。
オンライン工場見学は、Web会議サービスを利用して小学校の教室と工場をつないだ。挙母工場では、従業員がマヨネーズ・ドレッシングの製造工程や品質を守る工夫を伝え、子どもたちからは「働いていて一番楽しいことは何ですか?」など、たくさんの質問が飛んだ。
例年、秋には多くの小学生が同社の工場見学に訪れるが、現在、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため工場見学を休止している。オンラインでの社会科見学について同社は、「実際に訪問する見学と同様の説明ができている」とし、「今まで遠方で来場できなかった学校ともつなぐことができるため、より多くの小学生に会えるのを楽しみにしている」としている。