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種まきから収穫、脱穀、そして米を炊くところまで、誰でも簡単にできる! JAグループ(全国農業協同組合中央会・東京)は、次世代を担う子どもたちに日本の主食である米や農業への関心と理解を深めてもらえるよう、バケツを使って手軽に米作りが体験できる「バケツ稲づくり」事業を今年度も実施。関連資材をまとめた「バケツ稲づくりセット」を、全国の小学校・幼稚園・保育園などの教育機関などに無償(送料別途)で提供する。
セット内容は、「種もみと肥料セット」(発芽率の高い種もみを選択)、「バケツ稲づくりマニュアル」「お名前シール」(名前・栽培開始日を記入してバケツ側面に添付可)のほか、JAグループが取り組む食プロジェクトの取り組みを紹介するリーフレットなど。
例年、学校では総合的な学習の時間や社会科の食育教材として、家庭では昔の田園風景を伝える家族団らんのツールとして活用されているという「バケツ稲づくりセット」。配布数は、平成元年の事業開始から昨年度までで、1,093万セットを超えたという。今年度の配布は、27万セットを用意。団体からの申し込みは1月11日(火)から、個人からの申し込みは3月7日(月)からスタート。配布予定数が無くなり次第、受付終了となる。
バケツ稲の存在を知り、5年生105人で取り組んだ東京・八王子市立横山第一小学校では、児童から「普通に食べていた米ができるまでには、すごく時間がかかって努力が必要だと分かった」「水田は、ずっと水がたまっていると思っていたが、根を丈夫にするため、土を乾かすことが必要になることは初めて知った」「こんなに育てるのが難しいお米を、大昔から育ててきた日本人はすごい」などの感想が多く寄せられたという。福島県郡山市のセントポール幼稚園では、子どもたちと「みんなが食べているお米も誰かが時間をかけて大切に育てているから残さないで食べようね」と話し、年長の子たちに“もみすり”、年中の子たちに精米を手伝ってもらう体験をしたという。バケツ稲づくりへの再チャレンジを目指している。
詳細・申し込みはJAグループ公式ホームページ「お米づくりに挑戦Webサイト」から。