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おひつやお弁当箱、酒器など、木の香りがそのおいしさに一味加える「曲げわっぱ」。秋田杉工芸品を製造する大館工芸社(秋田県大館市)が、店に行かなくても「曲げわっぱ」をバーチャルショールームで見て体感できるサービスをスタートした。年末年始を機に、和の香りの食器購入を考えているなら、楽しいショッピングができそうだ。
曲げわっぱは、杉などの木の板を高度な技法で曲げ、継ぎ目を桜皮で縫い、底を入れた器。平安時代にはすでに曲げ物専門の職人がいて“大量生産”されていたといい、秋田県大館では17世紀後半頃から下級武士の副業として奨励され発展。1980年には国の伝統的工芸品に指定されている。
だが、コロナ禍で店頭に見に行くのは大変だし、ただのオンラインストアだと実物製品の大きさがわかりづらい、という課題もあった。そこでバーチャルショールームをオープン、移動しながら全方位360°、展示をPCやスマホ、タブレット端末で見ることができるようにした。