presented by OVO [オーヴォ]話題の情報を発信するサイト
他者との交流や、ニュース・さまざまな情報の入手なども、特に若い世代ではSNSが主流の現代。スピード感が利点でもありながら、いろいろな場面でなかなか一呼吸置くことができないことに、しんどさを感じることも少なくないのではないだろうか。
大阪市にオープンした「のこのこ書店」は、「辛いときに読む」文庫本3冊+店からのメッセージを送る「こころのとんぷく本」(税込み800円)のリリースを始めた。本を読みたいけれどもなかなか探す時間がない人や、読みたい本が見つからない人に向けた古本ボックスセット。注文者からのメッセージに対し、返信の手紙と辛い心を癒やせる3冊を送る。
のこのこ書店は、本を販売するのではなく「本からつながる想いがめぐる書店」を目指し、本3冊持ち込みで1冊が無料に。匿名でつながるオンラインコミュニティなども運営している。今の世の中、大切にしていた本が、大手古本屋へ持っていくと数十円にしかならなかったり、買い取ってもらうことすらできなかったりすることも。パソコンやスマホに次々に流れてくる情報の中で、少し画面から離れて時間を書けて本を読む時間を。SNSの疲労感、携帯電話やスマホの束縛感を逃れ、うっすらと誰かとつながる心地よさを感じてほしい――。のこのこ書店からのメッセージだ。