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7月5日に創刊130周年を迎えた茨城新聞(茨城新聞社・水戸市)。同新聞を130年間支え続けた読者・地域のために“新聞”というメディアを通じて地域の魅力を発信していこうと、茨城名産の「ほしいも」をテーマにした「ほしいも新聞」を同日の朝刊別刷りで発行した。8ページ、フルカラー。
知る人ぞ知る「食の宝庫」である茨城県。温暖で災害の少ない広大な大地と長い海岸線を有し、豊かな自然を背景に全国一の生産量のメロン、レンコン、ハクサイをはじめ、梨、レタス、さつまいもなど、多くの農林水産物で全国屈指の生産量を誇っている。久慈川・那珂川・利根川など水環境にも恵まれた関東一の米どころであり、「常陸牛」や「常陸秋そば」、「奥久慈しゃも」、「ひぬまやまとしじみ」など、各地域発のブランドとして流通しているおいしいもの=「うまいもん」がたくさんある。茨城「うまいもん」をPRする食と農のポータルサイト「茨城をたべよう」 (県営業戦略部販売流通課)も運営されている。
そして、「ほしいも」は全国シェアの9割以上と、ダントツの産出額を誇る。茨城県のほしいもの大部分を生産しているのは、ひたちなか市・東海村・那珂市。火山灰由来の水はけの良い土壌やミネラルを含んだ潮風、冬季の長い晴天などの環境による。「タマユタカ」「いずみ」「紅はるか」といった品種のさつまいもを、各生産者がこだわりを持って芋苗から生産して加工。「蒸す」「切る」「乾燥させる」というシンプルな加工過程に職人の熟練の技を存分に発揮し、砂糖や添加物を一切使用しない自然の甘さのほしいもを生み出している。
「ほしいも新聞」の目指すところは、長年幅広い世代に愛されている“日本一の茨城のほしいも”について、ルーツや生産法・イモの種類・トレンドなどをより深く、より多くの人に知ってもらうこと。茨城の魅力を掘り起こし、ふるさとへの誇り・愛着を深めてもらおうという企画だ。新聞の在り方や存在価値が問われる時代だからこそ、お堅いイメージの新聞社がやりそうにない企画にチャレンジした。
内容は、ほしいもの歴史・ほしいも愛好家として活動する小松亜子さんへのインタビュー・ほしいもに使われるさつまいものトレンドや各農家によって特徴が異なるほしいもの分析・ほしいもの栄養面・ほしいもを使った加工品の紹介など。さつまいもの品種によって異なるほしいもの味わいや食感、「ほしいもカレー」「ほしいもプリン」「ほしいもグラノーラ」「ほしいも焼酎」、その他にもいろいろな商品を紹介している。ほしいもにちなんだ縁起のいい神社や、茨城ならではのほしいもの販売の仕方も! 茨城県に住む人だけでなく、同県にゆかりのある人、ほしいも好きな人、うまいもん好きな人などが楽しく読める。
県外在住者でも当日の朝刊とセットで購入できる。直接購入は茨城新聞社東京支社(東京都中央区八丁堀3-25-10 JR八丁堀ビル2階、Tel:03-3552-0505、平日の10:00~17:00)で、郵送を希望する場合は茨城新聞社販売局まで問い合わせる(Tel:029-239-3030 平日の10:00~17:00)。新聞社が発行する世界初の「ほしいも新聞」。数に限りがあるので、気になる人は早めに入手しよう!