「やまがたの棚田カード」をリニューアル 「棚田20選」の17地区の景観写真や成り立ちを解説 画像1

山形県 「やまがたの棚田カード」

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山形県は、県内にある棚田の魅力を知ってもらおうと作成している「やまがたの棚田カード」について、このほど新たに2地区のカードを追加するとともに従来のカードもリニューアルした。

棚田は、山の斜面や谷間の傾斜地に階段状に作られた水田。雨をためる小さなダムとしての役割や地滑り防止といった機能もあるとして、農林水産省が全国に「棚田百選」を認定するなど地域の活用を推奨している。

山形県は「棚田百選」に選ばれている3地区に加え、2008年に県内20地区を選び計23地区を「やまがたの棚田20選」として、棚田保全の取り組みや地域活動についての普及・啓発を行っている。

県は2017年から棚田をPRするため「やまがたの棚田カード」を作成。表面に棚田の景観写真、裏面に田んぼの枚数(面積)や傾斜の情報など「棚田の成り立ち」を掲載し、独自に15枚のカードを作った。今年9月9日、10日に山形県大蔵村で「全国棚田(千枚田)サミット」が開催されることから、既存カードを農水省が発行している全国棚田カードに合わせたデザインにリニューアルするほか、新たに2地区を加え計17枚にした。

カードは全国から現地を訪ねてもらい、4月から公民館や直売所など棚田周辺の施設で配布することを予定していたが、コロナ禍により当面の配布は見合わせているという。山形県農村計画課は「コロナが落ち着いたら、ぜひ現地を訪ねカードを集めながら棚田の魅力を感じてほしい」としている。

 

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