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自然災害の多いニッポン。知っているつもりでも実際災害に直面した時にどう行動するかは、ふだんからシミュレーションが必要だ。緊急を知らせるアナウンスやサイレンが聴こえない場合でも、目で見て津波の危機を知ることができる「津波フラッグ」について、気象庁と日本ライフセービング協会が周知のための動画を公開した。この旗を見たらすぐに避難だ。
東日本大震災の時、岩手、宮城、福島県などでは、聴覚障がいの人の死亡率が、障がいがない人の2倍にのぼったという。また海水浴場などでは、波や風の音で、遊泳中の人にサイレンやアナウンスが聞こえにくいことも多い。そこで、目で見て危険が分かるようにと、国際信号旗で「危険が迫っていること」を知らせるU旗と呼ばれる赤白格子の旗を「津波フラッグ」とし、みんなに知ってもらおうと映像資料を作成した。
津波警報等が発表された時、ライフセーバーなどがこの津波フラッグを振って知らせることになっている。この旗を見たらすぐに海から離れ、高い場所に避難だ。赤と黄色のユニフォームを着たライフセーバーは“率先避難者”として周囲に声をかけながら、海から離れて高いところへ避難するから、海水浴場にいたら、このライフセーバーを目印にして後へ続いて避難しよう。