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感染者数やワクチンの報道を毎日見聞きしながら去年の今頃を振り返ると、ずいぶん感覚が違ってしまったと思うことがある。ここで一度、新型コロナウイルスという点を離れて、感染症というものを俯瞰(ふかん)できる一冊を落ち着いて読み進めるのも一考。環境史の専門家、石弘之氏の著書『図解 感染症の世界史』(KADOKAWA・東京)が1月29日、発売された。
角川ソフィア文庫のロングセラー、『感染症の世界史』をより分かりやすく、視覚的にとらえられるように制作した図解版。新型コロナウイルス発生の1年以上前、2018年1月に刊行され、その後の感染拡大の影響もあり10万部を超えるヒット作となっていた。図解版は1見開きに1テーマのシンプルな構成で、文章とともに多くの表やイラストを掲載。文庫では言及していない、新型コロナウイルスの最新の知見も盛り込まれている。(税込み1,320円)