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コロナ禍以降、テレワークなどによって自宅にいる時間が多くなっているものの、それとともに増えているのが、料理をする機会だろう。実際、食品会社やスーパーなどの企業決算をみると、“巣ごもり”需要の恩恵を受けているケースが多い。そうした中、日本能率協会総合研究所(東京)が20代~60代の主婦、および20代~60代の単身世帯(一人暮らし)男女の計1,076人を対象に実施した「メニューからみた食卓調査2020」によると、料理への意欲が向上していることが分かった。
年代、性別にみると、主婦全体での意欲向上は37%のところ、20代の主婦は55%。さらに、単身女性全体が36%のところ、なんと単身20代女性は65%に達した。若い女性ほど料理に対して、前向きになっている様子がうかがえる。男性でも、単身20代が40%、単身30代が36%と総じて、若い年代ほど料理に積極的に取り組もうとしているようだ。
一方、調査ではメニューの情報源としてインターネットのレシピサイトの利用が活発化していることが明らかになった。この利用率は、直近の1年間で7ポイント上昇! ネットは苦手と思われがちな高齢世代でも、60代が約65%利用しているなど、今や世代を超えて料理をする際の必須ツールになっている。レシピ動画についても、利用が拡大している状況だ。
日常メニューについては、「ラーメンなどの中華麺類」が増加幅のトップに。やはり、手軽に調理ができるだけに、支持を得やすいようだ。このほか、調査では、冷凍食品・ファーストフードの利用急増も明らかになっている。