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コロナ禍で、学校や幼稚園・保育園の行事は今年度、大幅に縮小されている。各校・各園では、感染対策でさまざまな制限がある中で、子どもたちの思い出に残るような内容に趣向を凝らしながら取り組んでいることだろう。保育園におけるSDGs(持続可能な開発目標)やDX(業務のデジタル化)の取り組みを支援する会社 nt(東京)は、保育園に通う子どもを持つ全国の20~40代の保護者100人を対象に、「コロナ禍での保育園の縮小行事への満足度調査」に関するインターネット調査を行った(調査期間10月1日~同25日)。
それによると、人数制限・時間短縮・オンライン開催など、規模を縮小して行った保育園行事への評価を尋ねたところ、全員が「よかった」と答えた。内容に関する満足度は、「満足した」が92.8%、「満足していない」が7.2%。満足した理由は「子どもががんばる姿が見られてよかった」などで、満足していない理由は「人数制限が残念」などが中心。コロナ禍でも行事が行われたこと自体を喜ぶ保護者が多く、満足していない理由も、人数制限があり家族みんなで見に行けなかったなど、致し方なかった理由を残念がる声が中心だったようだ。
縮小した行事に対しての反応は、「スマートで良い」「少人数で見やすかった」「写真・動画が撮りやすかった」などを理由に、88.5%が「十分」と回答。「さみしい」と答えた11.5%の人の理由は、「コロナで仕方ないが種目が少なく残念」「例年と比べて寂しい」「もっと見たかった」などだった。
また、「本当に素敵な思い出になりました。ありがとうございました」「コロナにも対応してくださる先生方に感謝しかありません。ありがとうございました」など、アンケートに対して添えられた保育士や保育園への感謝のメッセージが、昨年度の調査と比べて、2.6倍増加。感染対策のための準備や検討など、保育士の努力や負担に対して感謝する保護者が多かったことがうかがえた。
行事が縮小されても、開催されたこと自体や内容に高い評価が多くを占めた今回の調査。コロナ禍を経験したことで、シンプルながら何より子どもたち自身が楽しめ、園と家庭で子どもたちの成長を感じられる行事への工夫が、より模索されていくのかもしれない。