5月12日(木)午後、静岡県裾野市立須山小中学校で講演会が開催され、竹下和男氏が講演しました。この講演会は、同校PTAと須山地区青少年育成連絡会の共催の教育講演会として行われ、須山小学校5・6年生、須山中全学年、教職員、保護者、地域住民ら約115名が参加しました。須山小学校では、その後行われた遠足で、自分でお弁当を作った児童もいたそうです。
概要
◆主催:静岡県裾野市立須山小中学校PTA 須山地区青少年育成連絡会
◆日時:2022年5月12日(木) 13時50分~15時20分
◆会場:静岡県裾野市立須山小学校 体育館
◆事業の名称:教育講演会 弁当作りを通して育つ力
◆講師:竹下和男氏
◆参加人数:115名
◆参加者:須山小学校5・6年生、須山中全学年、教職員、保護者、地域住民
◆感想
(小学生)
○はなちゃんの映像を見て、涙がとまりませんでした。私もがんばろうと思いました。
○例えばトイレ掃除など、家に一人でいるときはやればいいかなと思いました。ここに書いたことは、講演を聞かなかったら書かなかったことです。
○料理を自分で作りたいとお母さんに言いました。休みの日の朝ごはんを作ろうということになりました。
○食事を作ってもらうことが当たり前だと思っていた。料理を自分ですることが大事だと思った。まずは、手伝いから始めたい。
(中学生)
○私は12歳なのに、5歳だったはなちゃんができたご飯炊きとみそ汁作りを一人で作れるかと言われたら、すごく不安です。料理の手伝いはあまりしてこなかった。いつも自分のことを優先してしまいます。
○自分でやる大切さを知った。自分がやりたいことを極めれば他の人を喜ばせることができる。少しずつでもいいので成長していきたい。
○自分が親になった時、いい子どもを育てたいと思った。だけど、親のその気持ちを子どもに与え続けると、自由なことができなくなり、ストレスを与えてしまう。だから、自分の親はすごいんだなと思った。
(大人)
○子どもが口にする「やってみたい」という好奇心を奪ってきたような声掛けをしてきたことを反省しました。「まだ、できない」ではなく、子どものやりたい気持ちを伸ばしてあげたいです。学校でも「弁当の日」をやってみたら面白いと思いました。
○台所に近づく子どもに「危ないから来ないで」と言っていた自分を反省しました。これからは、料理作りを一緒に楽しみたいと思います。
○やはり包丁を持たせたり、火を使うのが怖いと思ったりします。また、自分で作ったほうが早いので、あまり子供を台所に立たせることに乗り気ではありませんでした。しかし、今日の話で、子どものうちに、自力で料理することが、大人になるためにとても重要なことだと知りました。危ないから、時間がかかるからという気持ちをぐっとこらえて、まずはやる気を尊重して見守ろうと思います。