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毎日食卓で使う食器たち。洋食器も好みのものを少しずつそろえるのが楽しい、という人に、この楽しみをより深くする『あたらしい洋食器の教科書 美術様式と世界史で楽しくわかる陶磁器の世界』（加納亜美子、玄馬絵美子共著、翔泳社）が刊行された。
著者は西洋陶磁史研究家であり、現在高級食器シェアリングサービス「カリーニョ」を運営する妹と、薬剤師として働く傍ら、陶磁器・美術・文芸を研究する姉の二人。料理を盛りつける道具としての食器ではなく、柄の意味や歴史、その背景にある王族の物語やデザインのルールなど、魅力的なストーリーが紹介されている。洋食器の歴史を総覧、テーブルの上の新しい魅力が見えるようになるかもしれない。税込み2,970円。
