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缶コーヒーなどでおなじみのダイドードリンコ(大阪市)が、神戸市と神戸学院大学を運営する学校法人神戸学院(神戸市)と共同で、「災害対応+情報発信ベンダー」を設置した。この自動販売機は、神戸学院大学のゼミ授業「“あったらいいね”自販機開発プロジェクト」がきっかけとなって、産官学の連携を強化し、自動販売機の付加価値の向上とIoT化による地域社会への貢献を目的に開発された。
左下のパネル部分にデジタルサイネージを施し、神戸市の市政情報、地域ニュースや神戸学院大学の学生が作成した防災コンテンツなどを配信。災害発生時にはアラートが鳴って地震速報・津波警報などの災害情報が表示される。さらに、非常用電源に切り替えることにより、避難された人に対し一時的に飲料を無償で提供(自販機内部に蓄電池を搭載)するなど災害救援もできる。
現在、「医療法人社団あんしん会 あんしん病院」(神戸市中央区)と「丸紅ロジスティクス 神戸物流センター」(神戸市北区)に設置されており、今後は、3月2日に除幕式が行われた「神戸学院大学ポートアイランド第1キャンパス」と「同有瀬キャンパス」にも設置予定。自動販売機は、街のいたる所にあり、われわれの生活に溶け込んでいる。防災に役立てるにはうってつけのアイテムだろう。ぜひ、神戸市から全国へと広がってほしい。