presented by OVO [オーヴォ]話題の情報を発信するサイト
「仕事中に体験した理不尽な言動に対し、家に帰ると怒りが湧いてくる」「妊娠中や出産時の夫や身内の言動が何年経っても許せない」「いつもマウンティングしてくるママ友がうっとうしく、怒りが収まらない」――。仕事、家族・身内、パートナー、友人などに対する怒りの気持ちを何度も思い出して再燃してしまったり、何年も蓄積してしまったりすることはないだろうか。怒りの感情をコントロールする「アンガーマネジメント」や、「コミュニケーション」をテーマに研修・講演を長年続けてきた戸田久実氏による「『あとから怒りがわいてくる人』のための処方箋」(新星出版社・東京)が、このほど発売された。税込み1,320円。
著者が理事を務める日本アンガーマネジメント協会によるアンガーマネジメント講座の受講者は、年間25万人に上るという。コロナ禍で働き方や生活習慣が大きく変わるストレスの中、「自分で心を整えられるようにしたい」というニーズは高まっているようだ。
後から湧いてくる怒りの感情に対し、「こんなにいつまでも怒っている私がおかしいのだろうか…?」という相談は、近年、世代・性別を問わず多くの人から多く寄せられる悩みという。ため込みすぎた怒りを突然爆発させないために、相手にぶつけたり周りに言いふらしたりしないで自分で取り組む気持ちの整理法、冷静に相手に感情を伝える方法は? 同書では、講師歴29年、延べ22万人を指導してきた著者が、さまざまなケース別に、繰り返し再燃したり長年続いたりしているしぶとい怒りに、どう対処したらいいのか具体的な取り組みを紹介している。
「大したことはない」と流したのに後から文句を言いたくなったり、コロナ禍の中で感じた社会や政治への怒りが収まらなかったり、さまざな手続きでの役所のたらい回しに腹が立ったり…。誰にでも身近なしつこい「思い出し怒り」。対処法を知り、心身の健康を整えるヒントにしてみては。