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ここ2年、近所のウォーキングから始めて、山や川沿いの散策を楽しむ人が増えた。近くなのに案外知らなかった場所を歩く楽しみと、運動不足解消の一石二鳥。そこで、さらに散策しがいのある高低差のあるエリアを紹介したさまざまなガイドブックが9月27日、出版される。
①『多摩・武蔵野凸凹地図』②『横浜・川崎・鎌倉凸凹地図』③『多摩・武蔵野スリバチの達人』④『横浜・川崎・鎌倉スリバチの達人』の4冊(昭文社ホールディングス・東京)で、近年注目を集める「地形」に焦点を当てている。
①、②(税込み各2,200円)は高低差を可視化したこれまでにない大縮尺の地図帳だ。古くから地形を利用した治水・利水のネットワークが整備されてきた多摩・武蔵野と、台地、丘陵、山地、低地とバラエティ豊かな地形に富む横浜・川崎・鎌倉は魅力的なエリア。そのデコボコ具合、暗きょを含む川の様子や坂、階段、古道、街道といった地形の全貌を、標高別に低いところから高いところまで、段差を明確にした色分けと、線情報、文字情報を用い斬新な地図で表現している。
③、④(同1,650円)は、スリバチ学会の達人たちが坂や窪地などいわゆるスリバチ状の地形を、その歴史的背景も含め説き起こしたガイドブックだ。解説ページは窪地や崖、水路といった高低差が作り出す地形を知り尽くした達人イチオシのスリバチスポットを、写真入りで多数紹介している。