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世界の「誰一人取り残さない」を合い言葉に、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標「SDGs」。17の目標を掲げ、さまざまな問題の解決を目指している。しかし、その道のりは順調とは言えず、世界は今現在も、貧困・差別・環境破壊・戦争・紛争などさまざまな問題・課題を抱かかえている。今の子どもが大人になるころの地球はどうなっているかを考えることは、まず「今の現実」を知ることから始まる。
カンゼン(東京)は、『数字でわかる!こどもSDGs 地球が今どんな状態かわかる本』(秋山宏次郎監修・バウンド著、税込み1,430円)を発売した。ベストセラー『数字でわかる!こどもSDGs なぜSDGsが必要なのかがわかる本』に続くシリーズ第2弾。
具体的な数字やデータを使って、世界の今の現実を子どもたちに分かりやすく伝える。例えば、世界的な問題になっている「海洋プラスチックごみ」。「2050年には海洋プラスチックの量が海にいる魚を上回る!?」と問題提起をし、普段どんなプラスチック製品をどれだけ使っているかなどを問い掛ける。日本での容器包装などから出るプラスチックごみの1人当たりの量が世界の中でも多いことも例に挙げる。貧困については、「新型コロナの影響で学校に通えなくなった子どもがどれぐらいいるか」「学校に行けずに働く子どもは世界にどれぐらいいるか?」などと問題提起。「子どもが働くべきではない理由」「子どもが学校に行く理由」などを問い掛け、貧困の連鎖を考えるきっかけを提示する。
今の世界を作ってきた大人たちと未来の世界を担う子どもたちが話し合い、地球の未来を“自分ごと”として一緒に考えるきっかけになる1冊。売り上げの一部は、こども食堂支援機構の支援に充てるという。