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立教大大学院21世紀社会デザイン研究科(東京都豊島区)はこのほど、東日本大震災の被災者ら関係者の体験談をウェブラジオ番組で配信する取り組みを始めた。
番組はスマートフォンやタブレットにアプリ(りくたかラジオ)をダウンロードすれば聴取できる。番組の第1回目は岩手県陸前高田市の戸羽太・市長の話を配信。今後、行政関係者のほか、被災住民や事業者、NPOなど関係者に投稿してもらう体験談の音声ファイルを順次配信していく。関係者に聞き手と語り手の二役で協力してもらう。
投稿してもらった音声ファイルは「社会で共有」するため永年保存し将来も活用する。立教大大学院21世紀社会デザイン研究科は、授業の教材としても活用。防災危機管理や復興政策の視点から関係者の音声録音を分析するほか、被災者の体験談から、家族の在り方やコミュニティーの再生、地方創生、地域福祉などについて考える、としている。