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自然派化粧品「京のすっぴんさん」を販売するアーク (京都市)は、廃棄されるホエイ(乳清)を活用した「京都のミルクせっけん」の販売を始めた。
かやぶきの里として知られる京都府美山町。わずか2軒の酪農家が手がける貴重な生乳を使い、「美山牛乳」と「美山チーズ」を生産している。美山牛乳は、生産量は1日あたり約3トンと小規模だが、自然の恵みが凝縮されたご当地牛乳として人気。美山チーズは、美山産の生乳を使い、食塩、酵素など基本的原材料だけを加えて作られるナチュラルチーズ。美山チーズをつくる過程では、仕込んだ生乳の約8割がホエイとなり廃棄されていた。栄養価が高いことで知られるホエイだが、特に保湿性に優れていることから、せっけんにできるのではないかと開発に着手。せっけん作りに必要な水の代わりにホエイを用い、さらに牛乳を加えるなど試行錯誤を重ね、高保湿せっけんを完成させた。水を一滴も使用せず、引き締め成分として芦屋の職人が採取した海塩を配合。せっけん素地・ホエイ・美山牛乳・海塩のわずか4つの原材料でできている。税込み1,980円。
同社は美山の魅力をもっと多くの人に知ってもらい酪農家を応援しようと、クラウドファンディングで資金を募り、美山牛乳とホエイ(乳清)を使った新商品の開発も始めている。