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春の陽気とともに北上する桜前線。初夏並みに暑い日もあった今春の桜前線は、記録的なハイペースで北上中だとか。毎年、全国から大勢の花見客でにぎわう「北上展勝地さくらまつり」(4月15〜5月5日)が、展勝地開園100周年を迎え、今年も岩手県北上市で開催される。
東北有数の桜の名所として知られる同園は、北上川河畔にある「みちのく三大桜名所」のひとつで、「さくらの名所100選」に選ばれるスポットだ。夜間にライトアップされた桜並木(全長約2キロ)はもちろん、293ヘクタールの園内にはソメイヨシノをはじめ、5月上旬まで楽しめるカスミザクラなど約150種・1万本の美しい桜が来園者の目を楽しませてくれる。
今年は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、観光馬車、観光遊覧船、渡し舟、うまいもの市(屋台の出店) は中止だが、夜間のライトアップ、民俗芸能公演、SL展示公開説明、北上川のこいのぼり掲揚は行われる予定。
アクセスはJR北上駅東口(新幹線口)から30分おきに出発しているシャトルバス(片道200円)がおすすめだが、渋滞を避けのんびりと徒歩(約20分)で行くのも良いかもしれない。また北上観光コンベンション協会ではロードバイク、マウンテンバイク、E-bike(電動アシストクロスバイク)などのレンタルサイクルを行っている。桜の名所、グルメ、温泉など見どころたくさんの北上市を自転車で疾走して、さわやかなみちのくの風を感じてみるのも良いかもしれない。
「北上展勝地さくらまつり」
開催期間：4月15日～5月5日
場所：岩手県北上市立公園展勝地勝地
住所：〒024-0043 岩手県北上市立花10地割
