山形県立南陽高校に「市役所部」が発足 高校生のアイデアでまちづくりを目指す“部活動” 画像1

山形県南陽市 「南陽高校市役所部」の皆さん

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山形県南陽市と県立南陽高校は、このほど共同で同校内に生徒主体のボランティアサークル「南陽高校市役所部」を立ち上げ、活動を始めた。学校を核として、地域づくりの実現を目指すプロジェクトで、あたかも学校の部活動のように、まちづくりに参加するのが最大の特徴だ。南陽市は「全国的にも珍しい取り組みでは」としている。

「市役所部」は昨年12月に南陽高校1~2年生17人で発足。毎月、市役所担当者と高校の指導教員も参加してミーティングを行い、高校生の視点でまちづくりに関するアイデアを出し合う。市役所は、みらい戦略課に事務局を置いて企画の実践を後押しする。具体的活動の第1弾として、SNSを通じて南陽市の情報発信をしていく計画が動きだしたという。

市役所内に仮想の「課」をつくって高校生のアイデアを活用する案もあったが、高校の授業「総合的な探求の時間」の中で、生徒がさまざまなアイデアを出し合うことで、授業を通した人材育成が期待できるとして、高校内に仮想組織の「市役所部」を設置したという。南陽市みらい戦略課は「将来的には全国の高校で同様の市役所部ができ、地域創生に結びつけられれば」としている。

「南陽高校市役所部」公式インスタグラムアカウント:@nanyo_h_pjt

 

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