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このコロナ禍で、除菌ティッシュを常に持ち歩くようになったという人は多いだろう。手や指を消毒するためのグッズだから除菌効果が一番大事だが、使い心地や環境への優しさは考えたことがある? JR東日本スタートアップ(東京)、アサヒグループホールディングスの研究子会社であるアサヒクオリティーアンドイノベーションズ(茨城県守谷市)、ファーメンステーション(東京)は共同で、りんごの絞り残渣(ざんさ)を活用した「お米とりんごの除菌ウエットティッシュ」(税別170円、10枚入り)を開発。10月14日に発売した。

JR東日本とアサヒグループでは以前からりんごのお酒「シードル」を販売していたが、シードルを作る過程で発生する醸造副産物である「りんごの絞り残渣」は未利用のままになっていた。そこで、ファーメンステーションがその絞り残渣を原料にアルコールとして使える「りんごエタノール」を製造。新商品にはこのりんごエタノールと、お米を原料とする「オーガニックライスエタノール」を配合している。また、一般社団法人日本衛生材料工業連合会が定める基準の除菌性能テストによって、除菌効果が認められているという。

「お米とりんごの除菌ウエットティッシュ」は99%天然由来の原料を使っているから、アルコールのツンとしたニオイは少なめ。無香料だから香りが苦手な人や食事前でも気にすることなく使うことができる。当面は、JR高輪ゲートウェイ駅「TOUCH TO GO」および青森駅「A-FACTORY」の2店舗での販売。3社では、りんごエタノールを化粧品・飲料・雑貨などでも活用することを検討しているという。

ウイルス対策はもちろん、未利用資源を使った地球に優しいサステナブルな商品として、除菌ティッシュはいかが?

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